口内炎の原因と治し方

口内炎について、症状・原因・治療法を詳しく解説します。

1.口内炎の症状と原因

つらい口内炎、
種類も原因もさまざまです。

しみたり、痛みが続いて食事や会話するのもつらい口内炎。さまざまな原因や種類があり、症状にあわせたケアが大切です。全身のトラブルにもつながりやすい口内炎だけに、症状を見極めて、きちんとすみやかにケア。口内炎ができにくい健やかな口内環境を守りましょう。

監修:日野皮フ科医院 日野亮介院長

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口内炎とは?①口内炎の特徴

口の粘膜に起こる、痛みを伴う炎症。
ひとつだけでなく、いくつもできる場合も。

口内炎」は、その名の通り、口の中やその周辺の粘膜におこる炎症の総称です。 主に頬の内側をはじめとする広い範囲に発生する炎症で、多くが痛みを伴います。ひとつだけでなく、いくつもできたり、長引く場合もあります。

口は、食事や呼吸、会話などで外部に接する器官だけに、ほこりや細菌、ウイルスなどの影響を受けやすく、口内炎を引き起こす原因もあらわれる症状もさまざまです。

口内炎とは?②口内炎の症状

痛みや腫れ、ただれや出血など、
軽いものから重度まで症状もさまざま。

口内炎」とひとくくりに呼ばれていますが、軽度なものから重度なものまで、いろいろな症状があります。

食事がしみやすいものの痛みがあまり強くなく、粘膜に赤い腫れやところどころにポツポツと斑点や浮腫ができるのは、比較的軽症の口内炎と言えます。中でも最も多いのがアフタ性口内炎と呼ばれる症状。白か黄色の膜で覆われた米粒くらいの潰瘍ができ、食べ物がしみることがあります。通常1~2週間で治まりますが、繰り返しできる場合もあります。

重度になると、びらんと呼ばれるただれや、白い膜が覆ったり、盛り上がりやえぐれた穴や水疱ができる場合も。食事や会話もできないほどの痛みを伴い、出血がみられる場合は重症の口内炎が考えられます。

いずれの症状も、からだの不調を知らせるシグナルである口内炎。栄養バランスやライフスタイルの見直しが「つくらない、悪化させない」ポイント。そして全身の健康を守ることにつながります。

口内炎とは?③口内炎のできやすい部位

頬の内側や歯ぐきなど
広い部分に炎症が及びます。

口の中やくちびるなど周辺の広い範囲に腫れや炎症が及ぶ口内炎。主に頬の内側や歯ぐき、舌にできやすく、唇や口蓋、のどの周辺にできることもあります。

また、できる部位によっても分類されており、歯ぐきにできたものを「歯肉炎」、舌の場合は「舌炎」、唇や口角では「口唇炎」「口角炎」といった用語で呼ばれます。

食事や歯磨き、会話するたびに、しみて痛む口内炎は、食も進まずに栄養不足になったり、ストレスを感じたりと心身の不調にも結び付きます。不快な症状をできるだけ早くやわらげて悪化をストップ。繰り返しできないように、栄養バランスや口腔ケアに気を配りたいものです。

さまざまな種類があり、原因もメカニズムも異なる口内炎。 内臓に通じる口の中は、全身の疾患につながることもあり、注意が必要です。「口内炎くらい…」と軽く考えずに、症状を見極めて正しい方法で早めに対処すること。そして、繰り返さないように予防することが大切です。

口内炎は栄養バランスや、
生活習慣の乱れが引き金に。

口内炎ができる原因は、まず栄養バランスや生活習慣の乱れによって、抵抗力がダウンし、口の粘膜が弱ってしまうこと。そして歯みがきやあわない義歯、やけどなどによる傷が引き金になります。加齢やからだの不調、薬による影響も、口内炎を起こしやすくする要因です。

口内炎の原因④ 栄養バランスの乱れ

ビタミンB群の不足が招く
口の粘膜や唇の炎症。

忙しい生活で食事が不規則になり、栄養バランスが崩れてしまうと、すぐに口内炎ができるという方も多いのではないでしょうか。健康には、バランスよく食べることが大前提ですが、栄養素の中でも特にビタミンB群は口腔など粘膜の健康に大きく関係しています

代謝に関わるビタミンB2が不足すると、口内の炎症、唇のひび割れなどの原因に。さらに免疫のビタミンといわれるビタミンB6が足りない状態では、細菌の影響を受けやすくなり、口内炎を招きやすい状態になってしまいます。

ビタミンB群には相互作用があるのでまとめてとった方がより効果的です。食事で摂りにくい場合などは、医薬品で一緒に補う方法が効率もよく、おすすめです。

口内炎の原因⑤ ストレスや疲れ、睡眠不足

生活習慣の乱れが口内炎に。
精神的な疲れも原因となっています。

口の中の粘膜は、代謝を繰り返して、常に新しく生まれ変わっています。しかし、たまった疲れや睡眠不足が続くうちに代謝が滞りがちになり、粘膜の再生力がダウン。荒れやただれといった潰瘍が口内の表面にできてきます。

疲れとあわせて、ストレスが溜まっているときにもできやすい口内炎精神的にも肉体的な原因にも関係しているビタミンB群が不足するからです。

粘膜の健康に関わるビタミンB2は、食事で摂った栄養をエネルギーに変換される時に使われるため、疲労やはげしい運動などで大きく失われます。また、睡眠不足や風邪なども体内のビタミンB2を消費。口内炎の原因をつくってしまいます。

また、ビタミンB1やビタミンB6は、神経組織や免疫機能に影響する成分。ストレスにより必要量が増すことで不足気味になり、口内炎ができやすくなります。

できるだけ栄養バランスの整った食生活や規則正しい生活、また上手なストレス発散を心掛けておく習慣が口内炎予防のカギです。

口内炎の原因⑥ 口内の乾燥

加齢やストレス、ドライマウスによる
唾液の減少により、できやすい環境に。

唾液(だえき)が減って乾燥した口の中は、口内炎になりやすい状態になっています。汚れを洗い流して抗菌の働きをするだけでなく、粘膜の保護や修復する役目がある唾液は、口内を正常に保つためにも重要なのです。たとえば歯みがきや食事、頬を噛んだりして口の中に傷ができた場合、唾液の分泌が少ないと細菌を洗い流せずに増殖。口内炎ができてしまいます。

唾液の分泌が減少する原因としてまずあげられるのが、加齢です。年齢とともに唾液腺の機能や周辺の筋力が低下することにより、唾液の分泌が減って口内が乾燥。舌の痛みや口内炎が発症しやすくなります。

若い世代でも、口呼吸や喫煙、ストレスなどは口内炎や口腔衛生の大敵。薬や病気によって唾液が減るドライマウスの影響も近年増加の傾向にあるようです。頬の内側の粘膜や舌がねばついたり、へばりつく感じがしたら、口内の乾燥と口内炎の発症に気を付けましょう

口内炎の原因⑦ 細菌・ウィルス

特定の菌の繁殖や傷からの
感染が口内のトラブルに。

もともと私たちの口の中には、無数の常在菌や微生物が生息し、互いに牽制しあいながら健康的なバランスを保っています。しかし、さまざまな原因でバランスを崩すと口内環境が変化。特定の菌が繁殖して腫瘍性の口内炎ができたりします。さらに、歯みがきや間違って頬の内側を噛んだり、入れ歯や矯正器具でできたちょっとした傷にも感染して炎症を起こしやすくなります。

また、ウィルス感染による口内炎も要注意。特に夏場になると活発になるウィルスもあり、感染すると症状が重く、強い痛みや高熱が出る場合もあります。

外気と接し、食べ物を最初にからだに取り込む場所である口は、細菌やウィルスの影響をダイレクトに受ける器官でもあります。細菌やウイルスに感染しないためにも、口の中はいつも清潔に。歯の詰め物、歯垢、歯石も細菌を繁殖させやすいので、正しいブラッシングやうがいなどの習慣が口内のトラブルの予防になります。

口内炎の原因⑧ 病気や薬によるもの

風邪などの発熱、抗生物質の服用で発症。
稀に重い病気が原因のことも。

口内炎の原因として、栄養状態とともに、からだの不調も考えられます。繰り返しできたり、長期化する場合は、病気を疑って注意することも必要です。風邪などの発熱は、粘膜の健康を守るビタミンB2を消耗することから、特に口内炎ができがちです。

病気に伴う投薬で口内炎ができことも少なくありません。もともと私たちの口の中にはいろいろな微生物がいて、互いに抑制しながら細菌やカビの繁殖を防いでいます。ところが抗生物質の長期服用により、このバランスが崩れると、口内の炎症をおこすことがあります。さらに、抗生物質がビタミンB2とB6の不足を招くことも口内炎につながりやすい原因です。

口内炎が治らずに悪化する一方だったら、稀に重い病気であることも。病気や投薬が原因ではと思ったら、すみやかに医師の診察を受けてください。

口内炎の原因⑨ 歯磨き剤

合成界面活性剤が
炎症を引き起こすことがあります。

口内炎は、歯磨き粉の成分により刺激を受け、炎症を起こす場合があります。口内炎が気になる時は、歯磨き粉のラベルで成分を確認。自然素材のやさしい成分を選んでみては。

もちろん、ゴシゴシこすって粘膜を傷つけたりしないように、ていねいに磨きます。

長引かせたくない、繰り返したくない、つらい口内炎。きちんと対処するためにも、原因を知ることが大切です。いつもの食事や生活をちょっと見直す心がけが口の中の健康維持につながります。

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