調査結果TOPICS
新型コロナウイルス感染拡大「前」の調査
(2020年2月)
働く女性の84%が忙しさを感じると回答
「仕事」「妻」「母親」など役割の多さが主な要因に
女性の社会進出が進む中、今回の調査では、働く女性(20〜59歳)の8割以上が「忙しさを感じる」と回答。担っている役割としては「仕事」に続いて「妻」「母親」といった家庭での役割があがり、複数の役割をこなしていることが忙しさに繋がっていると考えられます。
特に⼦供を持つ共働き夫婦の女性は9割以上が忙しさを実感
「仕事と家庭の両立」の課題が浮き彫りに
ライフスタイル別に⾒ると、特にDEWKS(⼦供を持つ共働き夫婦)では、「9割以上」が忙しさを感じており、他セグメントと差をつけて多くなっています。背景には「仕事」「妻」「母親」など、役割の多さが忙しさの要因になっていると考えられます。
忙しさの原因を⾒ると、結婚しているDEWKS、DINKSでは「仕事と家事の両立」があがり、共通して「⾃分の⾃由な時間が取れない」と感じている人が多いことがわかりました。
女性たちが出産後に退職している率「46.9%」(平成30年11月内閣府男女共同参画局調べ)がなかなか下がらない要因である「仕事と家事の両立」の問題に繋がっていることが想定できます。
新型コロナウイルス感染拡大「後」の調査
(2020年4月)
新型コロナウイルス感染拡大後における働き方・ライフスタイルの大きな変化の中で
からだ・こころの疲れを「より」感じるようになった女性は74.1%
新型コロナウイルス感染拡大防⽌に伴う「緊急事態宣⾔」により、今までに経験したことのない外出の⾃粛やテレワークなど、働き方・ライフスタイルに大きな変化が起こりました。これにより、からだやこころのいずれかの疲れが増加した女性は74.1%を占め、こころもからだも疲れている人が増加したことがわかります。
からだの疲れは仕事・業務量の増加に加え「食事を用意する回数増加」などの
家事担が原因。こころの疲れは経済、健康、将来への不安感が原因
新型コロナウイルス感染拡大後、からだの疲れをより感じるようになった原因としては、仕事・業務量の増加、運動不⾜、食事を用意する回数増加などが挙げられました。こころの疲れでは、経済⾯、健康、将来など先⾏きの⾒えない不安が要因として上位に挙がっています。
新型コロナウイルス感染拡大後、感じることが増えた症状としては「イライラする」「ヤル気が出ない」などこころの⾯だけでなく、「疲れやすい」「疲れが取れない」「肩や⾸筋のこり・痛み」「⽬のトラブル」など具体的なからだの症状も増えています。