肌荒れの原因と治し方

4.肌荒れの改善と予防

肌荒れについて、症状・原因・治療法を詳しく解説します。

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日野亮介院長

監修:日野皮フ科医院

日野亮介院長

生活への気配りからキレイな肌が生まれます。

健やかでトラブルのない肌は、日々の生活習慣やお手入れの積み重ねの結果です。
ビタミンの摂り方など食事の内容に気を配り、スケジュールを見直すなど毎日をよりていねいに過ごすことが肌荒れを防ぎ、さらにキレイな肌のキープに役立ちます。

肌荒れの改善と予防① ビタミンの摂取

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肌荒れの改善と予防には、バランスのとれた栄養補給が基本です。健康な肌細胞をつくるためにも、毎日の食事の内容が大事。特にビタミンB群をはじめとするビタミンの摂取がより積極的な肌荒れ予防になります。

中でも「美肌ビタミン」と呼ばれるビタミンB2は、皮膚の健康にもっとも関係が深い成分。肌をつくる材料となるタンパク質や、脂質、炭水化物(糖質)の代謝に関わり、ターンオーバーをサポート。細胞の再生を促し、なめらかに整った健やかな肌を育みます。脂っこい料理が好きな方、激しい運動や仕事で疲れた時、また妊娠中などはビタミンB2が不足しやすいので、より摂取を心掛けましょう。

同じく皮膚炎の予防に働くビタミンB6も欠かせない成分。ビタミンB2とともに皮脂をコントロールし、ニキビも改善します。ビタミンB群は水溶性でカラダに蓄積されにくいため、毎日こまめな補給が必要です。また、B1・B2・B6など総合的に摂取することで効果が実感しやすいとされています。毎日の食事の度に意識するのは難しい場合などは、ビタミン剤やサプリメントを活用するのもおすすめです。

コラーゲン生成に働くビタミンCは、美肌を維持する成分・パントテン酸と一緒にとるとさらに免疫力を強化。抗酸化作用のあるビタミンA、血行を促すビタミンEもいきいきとした肌へと導きます。

肌荒れの予防に効果的な栄養素を豊富に含む食材

栄養素 栄養素を豊富に含む食材
ビタミンB2 うなぎ/牛・鶏・豚のレバー/サバなどの青魚/アーモンド/納豆/卵/乳製品 など
ビタミンB6 豚肉/ハム/うなぎ/海苔/豆類/小麦胚芽 など
ビタミンB1 牛・鶏・豚のレバー/マグロ/カツオ/バナナ/ニンニク など
パントテン酸 卵/ピーナッツ/サケ・イワシ/牛・鶏・豚のレバーなど
ビタミンC かんきつ類/ほうれんそう/トマト/ブロッコリーなど

 

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肌荒れの改善と予防② スキンケア

キレイな肌の基本は徹底した保湿ケア。

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常に外気と接し、乾燥や刺激とたたかっている素肌。外側からも徹底して保湿ケアをする習慣が水分の蒸発を防ぎ、なめらかな肌を守ります。

化粧品などは、保湿力が高いタイプを選び、化粧水で水分をたっぷり与えた後は乳液やクリームをつけて水分が逃げないようにお手入れします。洗顔後は水分や皮脂が奪われている状態になるので、タオルで軽く押さえたら、化粧品ですぐにお手入れしましょう。

ニキビや吹き出物の場合でも実は乾燥が悪化因子になります。ベタつくからとカンタンにすませずに、保湿をきちんと行うことでバランスが整い、改善が期待できます。

日中の外出は、肌に害となる紫外線からガード。肌が敏感になっているときは、刺激の少ない日焼け止め製品を選び、こまめに塗り直します。

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肌荒れの改善と予防③ 睡眠

肌を育むのは“質の高い睡眠”。

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私たちの肌は日々寝ている間に細胞分裂と再生を繰り返し、修復されています。日中受けたダメージを残すことなく、肌荒れを予防するには“質の高い睡眠”が必要なのです。

肌のゴールデンタイムとして22時~翌2時の間に寝ているといいとされていますが、大切なのは、同じ時間帯に寝る習慣。いつも規則正しい時間に寝ていることで体内時計が整って、肌を育む成長ホルモンがより分泌されやすくなるからです。毎日6時間以上はぐっすり眠るように心掛け、休日の朝寝や夜更かしも避けた方がいいでしょう。

スマホやパソコン、テレビなどの光は入眠を妨げるだけではなく、光老化の原因になることもあります。就寝前にはなるべく見ないようにしましょう。ビタミンB2やビタミンB6の摂取は神経緩和に働きかけ、睡眠のサポートに役立ちます。

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肌荒れの改善と予防④ 運動習慣

からだも心もほぐして肌も健やかに。

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肌荒れの引き金にもなるストレスを解消するためにも、からだを動かす習慣を取り入れたいもの。ビタミンB2を消費しやすい激しい運動よりも、ウォーキングやヨガ、ストレッチなど軽めの運動が効果的。からだをほぐして酸素をたっぷりと体内に取り込むことで、めぐりが整い、気持ちも和らぎます。

肌細胞のすみずみにまで栄養を運べるように、ほどよく筋肉がついたカラダを維持することも大切です。血流がスムーズになることで栄養が行き渡り、肌の健康にもつながります。

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肌荒れの改善と予防⑤ 清潔感

細菌の侵入に負けない、清潔な環境をキープ。

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花粉や大気の汚染物質をはじめ、さまざまな細菌の肌への侵入は、肌荒れやかゆみ、皮膚炎の原因となります。タオルやハンカチ、寝具などもいつも清潔なものを。室内もこまめに掃除しておきたいですね。空気清浄機や布団専用クリーナーなどを利用するのも効果的と言えます。

外出から帰ったらすぐに顔や手を洗って清潔に。自分の皮脂や汗も刺激となるだけに洗顔で汚れを落とすのも大切ですが、ゴシゴシこすったり、頻繁に洗いすぎると逆に肌荒れを起こしやすくなるので気を付けましょう。

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まとめ

からだや心の健康状態まで正直に出てしまう肌。ごく薄い皮膚の表面部分ながら、見た目の印象だけでなく、身体を守る重大な役割も担っています。肌を大切に思いやる習慣は、より健やかな明日につながっています。

次のページ

1.肌荒れの特徴と主な症例