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ビタミン、足りてますか?
健康の維持・増進、生活習慣病の予防を目的とするエネルギー及び栄養素の1日の摂取量の基準として、『日本人の食事摂取基準(2005年版)』(厚生労働省策定)が示されています。

国民健康・栄養調査の結果を見ると、ほとんどのビタミンの平均摂取量については問題がないのですが、実際には、生活習慣や嗜好の違いにより一人ひとり差があるので、ビタミンを多く摂取している人と、そうでない人がみられます。一般に、1日に30品目を食事でとると栄養バランスがよいとされていますが、外食やテイクアウトが中心の食生活ではビタミンを偏りなく摂取することはむずかしいかもしれません。

必要なビタミンの種類や量は年齢、性別、身体活動の強度などによっても違ってきます。また、ストレスや睡眠不足、過労、喫煙、お酒の飲みすぎなどの生活習慣によって特定のビタミンを多く必要とするケースもみられます。
食事摂取基準とは?
「日本人の食事摂取基準(2005年版)」をご存じですか? 健康の維持・増進、生活習慣病の予防を目的として、エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準を1日あたりの数値で示したもので、厚生労働省が策定しています。栄養士・管理栄養士といったプロに対するガイドラインなので、一般にはなじみが薄いかもしれません。
従来、「日本人の栄養所要量」と呼ばれ、5年ごとに改定されてきましたが、最新の改定(2004年11月発表)にあたり、大幅な見直しが行われ、名称も変わりました。
具体的には、これまでの主な目的であった「栄養素の摂取不足によって起こる欠乏症の予防」に加え、「過剰摂取による健康障害(過剰症)」を、さらに考慮したものになりました。
また、生活習慣病予防にも重点がおかれています。
こうして、それぞれ異なる目的をもったエネルギー1種類、栄養素5種類の指標が設定されました。
昨今、わたしたちの食生活は大きく変化しています。不足にも過剰にもならないように、健康的な生活を送りたいですね。
【策定栄養素等】
エネルギー、たんぱく質、脂質(総脂質、飽和脂肪酸、n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸、コレステロール)、炭水化物、食物繊維
水溶性ビタミン:ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸、ビタミンC
脂溶性ビタミン:ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンK
ミネラル:マグネシウム、カルシウム、リン
微量元素:クロム、モリブデン、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素
電解質:ナトリウム、カリウム
【エネルギー・栄養素の指標】
エネルギー 推定エネルギー
必要量
エネルギーの不足のリスク及び
過剰のリスクの両者が最も小さくなる摂取量
栄養素 健康の維持・増進と欠乏症予防のため 推定平均必要量 特定集団を対象に測定された必要量から、性・年齢階級別に日本人の必要量の平均値を推定した。ある性・年齢階級に属する人々の50%が必要量を満たすと推定される1日の摂取量。
推奨量 ある性・年齢階級に属する人々のほとんど(97〜98%)が1日の必要量を満たすと推定される摂取量。
目安量 推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に、ある性・年齢階級に属する人々が、良好な栄養状態を維持するのに十分な量。
生活習慣病の一次予防のため 目標量※ 生活習慣病の一次予防のために、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量(または、その範囲)。
過剰摂取を防ぐため 上限量 ある性・年齢階級に属するほとんどすべての人々が、過剰摂取による健康障害を起こすことのない栄養素摂取量の最大限の量。
※増やすべき栄養素(食物繊維、n-3系脂肪酸、カルシウム、カリウム)と減らすべき栄養素(コレステロール、ナトリウム(食塩))がある。脂質については、エネルギー比率とともにその質も考慮する必要があり、飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸、コレステロールも策定された。
また、ビタミンは、ある一定の量を摂取することで薬理作用を発揮するため“医薬品”としての働きも注目されています。医薬品としてのビタミンの1日分量も別途基準が策定されています。
医薬品のビタミン
毎日の健康に必要なビタミンは食事でとるのが基本です。
しかし、効能・効果(薬理作用)を期待される方やビタミンを食事で摂れない方は、医薬品のビタミン剤の活用をおすすめします。
医薬品のビタミン剤には、効能・効果が明記されています。その効能・効果を発揮するために、使用期限中は表示成分量がきちんと入っていなければならないと定められています。そのため、成分の安定性を保つためのさまざまな技術が施されています。
なお、医薬品のビタミン剤には、必ず(1)効能・効果(2)成分量(3)用法・用量(4)使用上の注意が記されていますのでお確かめください。
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