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スキンケアの基礎知識
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皮膚の構造を知っておこう
全身の皮膚を広げると、なんとタタミ一畳分ほどの面積があります。ですから、皮膚全体に病変が起これば熱が出たり血液検査に影響が出たりしますし、また逆に内臓に病気があれば皮膚に様々な変化が出ます。皮膚が「内臓の鏡」といわれるのもそのためです。
皮膚は、図のように大きく分けて、外側から表皮、真皮、皮下組織の3つに分けられます。普通のスキンケアで効果が得られるのは、表皮からせいぜい真皮までのとても浅い部分だけです。しかも大部分は角層レベルまでです。
表皮では、新しい細胞が古い細胞を表面に押し上げるようにして常に新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。


<表皮>
厚さはほんの0.1〜0.3mm程度。表皮細胞(ケラチノサイト)、メラニンを作る色素細胞(メラノサイト)、アレルギーに関係するランゲルハンス細胞の3つの細胞がぎっしり詰まっている。

<真皮>
厚さは約2〜3mm程度で表皮の約10倍の厚みがある。コラーゲン(鉄骨のように組織の形を保つ線維)と、エラスチン(ゴムのように弾性を与える線維)とでできている。その隙間を水分をたっぷりと含んだヒアルロン酸などのムコ多糖類が埋めて、肌の張りや弾力を与えている。

<皮下組織>
皮下脂肪などを含む。体を守るクッションや体温を維持する役目を果たす。
柔軟に、力強く。守りの要、角層
角層は表皮細胞が角化して死んだ細胞が15〜20層に重なったものです。ほぼ2週間で「垢」としてはがれ落ちます。このサイクルがうまくいかないと美しい肌を維持していることができません。角層はラップ一枚ほどの厚さで体の一番外側の「殻」となり、細菌やウイルス、アレルギーを起こすアレルゲンなど外界の敵から身を守るバリアとなります。また、体内の水分を調節する働きを持っています。この角層に含まれている水分量で、皮膚のなめらかさ、かさつき、スベスベなどが決まります。
天然クリームで角層を助ける、皮脂膜
皮脂膜は、毛孔にある皮脂腺から分泌される皮脂と汗が混じり合った天然のクリームで、角層のバリア機能を助けています。ですから毛のない手のひらや足の裏には皮脂腺がないため、手があれたり、かかとがカサカサになりやすいのです。
皮脂の量はホルモンに大きく影響されますので、思春期から20歳にかけてがピークです。ニキビができやすいのもそのためです。一方、子供やお年寄りは皮脂量が少ないので、乾燥しがちになります。
皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)とは
身体の細胞は神経細胞をのぞき、一定のサイクルで新しい細胞に生まれ変わっています。皮膚の細胞も同じで、約28日周期で生まれ変わります。これがターンオーバーです。
ターンオーバーは、一番下の基底層から始まります。細胞は13日に1度2個に細胞分裂します。1個はそのまま基底細胞としてとどまりますが、もう1個はすぐ上の有棘[ゆうきょく]層、顆粒層へと押し上げられていきます。ここまでで約14日間かかります。一番上の角層に達した細胞は核のない「角化」の状態になっています。そして、さらに上へ上へと押し上げられ約14日後には一番外側から垢となってはがれ落ちます。
ターンオーバーは周期が早くても遅くてもよくなく、サイクルの乱れによって肌の様々なトラブルを引き起こします。たとえば紫外線は周期を早めてメラニンの沈着を促しますし、また年齢を重ねると周期が長くなりシミなどの原因となります。
正しいスキンケアって、どういうこと? 健康な皮膚の敵、紫外線
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