肌荒れの原因と治し方

1.肌荒れの特徴と主な症例

肌荒れについて、症状・原因・治療法を詳しく解説します。

  • 肌荒れ
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日野亮介院長

監修:日野皮フ科医院

日野亮介院長

肌荒れが気にならない美しい肌は、健康的に機能している肌です。

私たちが「肌」と呼んでいるのは、皮膚の表面である表皮の角質層を指しています。美しい肌は、この角質層がうるおって、なめらかに整っている状態。カサつきなど肌荒れが気になる時は、角質層の機能の低下が考えられます。年齢や肌質、季節を問わず、さまざまな症状であらわれる肌荒れ。まずは自分の肌の状態や原因を確かめて、正しくケアすることが大切です。

肌荒れの特徴と主な症例① 肌荒れとは?

なめらかさが失われて、トラブルを感じ始めます。

肌荒れとは一般的に、キメが整ってうるおっている健康な肌に対して、肌表面からなめらかさが失われ、カサつきやトラブルがあらわれる状態です。肌が荒れた感じや赤み、ニキビができるなどの表面的なトラブルをはじめ、かゆみを伴う場合もあります。

肌荒れと一言で言ってもいろいろな症状があり、原因もさまざまです。カサつきをそのままにしておくと、見た目の印象が気になるだけでなく、深刻な症状になることもあるだけに症状や原因を見極めたお手入れが大切。スキンケアや塗り薬など外からの手当てとあわせて、生活習慣の見直しや栄養バランスに気を配ることも重要です。

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肌荒れの特徴と主な症例② 症状は?

カサカサが進行すると、さまざまなトラブルに。

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肌荒れの初期的な症状として、まず気になってくるのがカサつきです。カサカサとしてキメがあらくなり、毛穴が開いて目立ち始めると同時に、手触りがザラっとして硬くなった感じになります。さらに、乾燥が進んだり、皮脂分泌の乱れにより、ニキビや吹き出物ができることもあります。

顔の赤みや湿疹、ピリピリとしたかゆみを伴う症状などは、進行すると皮膚炎や長引く敏感肌にもつながりかねません。軽く考えずに、早めの対処と肌の状態にあったケアを心掛けましょう。

肌荒れの主な症状

  • カサつき
  • 毛穴の開き
  • ニキビ・吹き出物
  • 湿疹・皮膚炎
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肌荒れの特徴と主な症例③ 健やかな肌との違いは?

バリア機能で守られる、キレイな肌。

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外気にいつも触れている肌。さまざまな刺激や肌荒れから守っているのが、皮膚の一番表面にある角質層です。わずか0.02㎜という薄さですが、健やかな肌に重要な「バリア機能」を備え、さまざまなトラブルから守っています。

角質層は細胞がレンガのように積み重なって、外から異物が入り込むのをガード。このバリア機能が弱まると紫外線や細菌などに侵入されやすくなり、ダメージにつながります。さらに角質層は肌内部のうるおいを蒸発しないように蓄える役目もしており、機能が低下すると乾燥が進み、肌荒れにつながります。

肌荒れを寄せ付けないキレイな肌を保つには、角質層のバリア機能の働きが大きいと言えるでしょう。

まとめ

カサカサやポツポツなど、表面的なトラブルにばかり、気にしがちな肌荒れ。内側で起こっている原因や肌の大切な機能を知ることで、肌トラブルを防ぎ、キレイで健やかな肌を保つことができます。

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肌荒れは、いろいろな悩みとしてあらわれます。

季節の変わり目にカサカサして、キメが粗くなったり、体調によってニキビができたり。肌荒れにもいろいろな症状があり、肌へのあらわれかたや原因、程度もさまざまです。肌荒れの種類や症状を知ることが、正しいお手入れの第一歩です。

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肌荒れの特徴と主な症例④ カサつき

肌荒れの初期的な症状のひとつ。

肌荒れの比較的初期の症状と言えるのが、カサつきです。肌表面に古い角質が溜まることで肌の手触りがカサカサ、ゴワゴワしてキメが粗くなります。表面的なトラブルに見えますが、原因としては肌内部でうるおいを蓄える力が衰え、乾燥しやすくなっていることが考えられます。

 

冬など外気が乾燥している場合などは特に水分が奪われてカサつきやすくなります。ひどくなると粉を吹いたようになるなど、見た目にも荒れた印象が強くなります。


また、年齢とともに肌の機能が低下、保湿成分が減少することから肌荒れも多くなる傾向があります。

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肌荒れの特徴と主な症例⑤ 毛穴の開き

過剰な皮脂と美肌成分の減少が原因。

ファンデーションでも隠せないくらい開いた毛穴も肌荒れの一例。黒ずんで見えたり、しずくのように縦長に開いたりして、キメの荒れた肌に見えます。原因としては、皮脂の過剰な分泌と乾燥、加齢による美肌成分の減少が考えられます。

 

毛穴から出る皮脂は肌をうるおして、細菌などから守る大切な働きをしますが、20歳代くらいまでは分泌量が多く、毛穴に詰まって目立ってしまう場合も。小鼻の毛穴が目立つ場合などはこの皮脂分泌が原因となっています。

 

縦長の毛穴の開きは、乾燥や加齢によるたるみが主な原因。毛穴を皮膚が支えきれなくなってゆるむことで大きく開き、目立つようになります。

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肌荒れの特徴と主な症例⑥ ニキビ・吹き出物

大人になってもできる、悩ましい問題。

思春期特有と思われがちなニキビですが、大人になってからも悩まされる人も多く、腫れて治りにくいのが問題です。


ニキビは角質が厚くなって狭くなった毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、炎症を起こしている状態ですが、思春期と大人のニキビは原因が異なります。

 

思春期は過剰な皮脂分泌によるものが主で、額や鼻のまわりにできるのが特徴。大人のニキビは、ホルモンバランスや生活習慣、栄養バランスが起因であることが多く、“脂性肌だからできる”というものではありません。口のまわりやあごのあたりや乾燥する部分に繰り返しできやすいのが大人ニキビの特徴です。

 

ニキビと吹き出物は、医学的には同じ症状を指します。

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肌荒れの主な症例⑦ 湿疹・かゆみ

体調や環境の変化も引き金に。

かゆみがあり、かぶれや細かいブツブツが比較的広い部分に出る症状です。さまざまな場所に出て、悪化することもあります。原因は人によってさまざまで、花粉や大気汚染をはじめ、特定の物質に過剰に反応して発生したり、自分の皮脂が酸化してかぶれてしまうこともあります。

 

肌の保湿成分の減少も一因と考えられ、生活環境や体調の変化も引き金になると言われています。たとえば女性の更年期などに湿疹やかゆみが起こりやすくなることもあります。

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肌荒れの特徴と主な症例⑧ 赤み

バリア機能の低下で、ヒリヒリ。

ヒリヒリするような感じが強くあり、肌に赤みが見られる症状は、外部からの刺激から肌を守るバリア機能の低下から起こりやすくなります。

 

顔全体が赤い場合は、皮膚が薄く、気温や陽ざしの影響が原因となっていることがあります。また、特定の物質へのアレルギーによる反応のケースもあります。

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肌荒れの特徴と主な症例⑨ 皮膚炎

異物の侵入から守ろうとする炎症反応。

名前の通り、肌表面の皮膚が炎症を起こす症状を言います。赤く腫れたり、かゆみや痛みなどを伴うこともあります。

 

肌には、外部の刺激から守るバリア機能が備わっていますが、紫外線や細菌などが侵入すると異物を外に出そうとして反応し、皮膚炎を起こします。特定の成分への反応や発汗、皮膚分泌により肌表面に微生物が発生することも原因に。肌に傷がある場合などにも起こりやすい症状です。

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まとめ

肌荒れが気になり始めると、あわててお手入れしていませんか。
または、そのうち治まるはずとそのままにしていることもあるかもしれません。肌はトラブルを起こしても、正しく対処することで本来の健やかな力を取り戻します。大切なのは、肌の変化や調子を確かめた上でのお手入れです。

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2.肌荒れが起こる仕組み